魚の耳石は頭蓋骨の中に2つ入っています。
魚の頭の身を剥いでいくと写真のような骨が現れます。
茹でてから作業を行うと身がホロホロと取りやすいです。
左側に口、右側に胴体、ふくらみの左の少しくぼんだ部分には目が入っていました。
矢印で刺した部分、透明な頭蓋骨に透けて見える白いものが耳石です。
でも、こんなに耳石の存在が分かりやすいものばかりではありません。
1~2mmしかないような小さな耳石もあります。
必要なものは拡大鏡とピンセット、それに根気です。
それでも耳石探しが難航した時は、水を入れた小さな器に入れます。
耳石は炭酸カルシウム、骨より白く、比重が重いので底に沈みます。
ガラスの器を使い、濃い色のテーブルの上で作業をすると見つけやすいです。
ちなみにこれはスケトウダラの頭蓋骨でした。全長53cmほど。
取り出した耳石の大きさは21mmくらい。(1目盛り1mmです)
今のところ、私のコレクションの中で最大です。
フリッターにしてレモン汁をかけていただきました。
みずみずしく柔らかくて美味しかったです。