スーパーに昨日並んでいた魚が売れ残って今日も並んでいた。昨日は鱗がついたま新鮮さをアピールしていたが、今日は鱗が削ぎ落とされ(鱗がとても細かいので包丁で削いである)、1600円だったのが998円と値下げされている。
体長30㎝ほどの魚に1600円は高すぎると手が出なかったが、998円なら許容範囲。
大きな目が特徴的。石川県産キントキダイと表示されていたが、図鑑で調べると正確にはキントキダイ科のチカメキントキ。
尾鰭、背鰭、臀鰭の先が黒い。
三枚におろしてみると、
もっちりとした身。半身は刺身に。
クセもなく、いい感じに脂がのって美味しい白身。
キンメダイ似なので煮魚がよかろうと思い、半身と頭は煮付ける。鰭のあたりに細かい鱗が残っているし、頭は未処理なので、熱湯をかけて鱗を立たせてから綺麗にお掃除してから煮る。
頭を丸ごと煮付けるのは大変。煮汁に浸からないので、お玉で煮汁をかけながら火を通す。
身の方の写真を撮るのを忘れた。みすぼらしくなっちゃったけど、頭の煮付け。
余った煮汁を捨てるのはもったい。魚の旨味がたっぷり入っているのに。おからを煮るといいらしいが、おからってたくさんできちゃうし、むしゃむしゃたくさん食べるものでもないので(私はね)、豆腐を煮てみた。これが旨い!
チカメキントキの耳石はシダの葉っぱのよう。凸面には深い峡谷がある。