大分県を旅していたら、近くでドジョウの養殖が行われていることを知り足を伸ばしてみる。突然の訪問にもかかわらず、養殖場の方は、ドジョウ、それに同じく養殖しているウナギとスッポンまで見せてくれた。
おまけにお茶と漬物まで出してもらい、ドジョウのことから、この地域の歴史に至るまでたくさんの話を聞かせてもった。ためになったし、楽しかったし、来てよかった〜
ドジョウを生きたまま送ることができるというのでお願いした。
帰宅翌日、宅配の人が不思議そうな顔で「ドジョウって書いてありますけど、?、」と。ダンボールを受け取るとポチャポチャと水を感じる。
めっちゃいっぱいのドジョウが元気にバシャバシャしてる〜
一番大きな鍋に移すも、上にかぶせものをしておかないとピョンと外に飛び出てしまう。
仲良く泳いでいると思ったら、いつのまにかお腹を出して寝てる。
養殖場の方曰く、外敵がない環境で育てるので、すごく無防備な子たちなのだそう。カワイイ。
カワイイけど、いただきます。
まず水から上げて酒の中に入れて酔っ払わせて、大人しくさせる。
静かになったら片栗粉をまぶして唐揚げに。
骨が柔らかくて、ほんのり内臓の苦味があって美味しい!
そして、養殖場の方のオススメのけんちん汁。里芋、ゴボウ、干し椎茸、コンニャク、ネギ、人参、蓮根を入れた。
里芋は必須とのアドバイスの意味がよく分かった。ドジョウのヌメリと里芋のヌメリの共演だ。好き嫌いはあるだろうが、私は好き。酒、醤油、みりん、塩しか入れてないが、美味しい出汁が出てる。
定番の柳川鍋も作ってみたが、美味しいけど、もっと美味しいものが作れそうな気がした。そうだ!生のドジョウではなく、唐揚げにしたドジョウを入れたらいいのでは、、カツ丼風に。
結果は非常に満足いくものだった。ドジョウ通からしたら、せっかくのヌメリを台無ししてしまって残念な食べ方かもしれないが、私的には非常に満足だった。
最終的に、唐揚げがNo.1美味しくて、食べ方の幅も広かった。また食べたいし、もっと食べ方を研究したいと思った。
このドジョウの耳石です。
長さ1ミリほどの小さな耳石。