アラの水炊き

山形県産のアラ、1280円を買う。

高級魚ではあるが、かなり小型だし、本来は冬の魚。1280円は安いのか、高いのか?迷ったが、魚屋さんの「大きかったら1万円以上はする魚だよ」に背中を押される。それにまだ耳石コレクションに入っていない魚だから。

口が大きくて、受け口。

美しいものにはトゲがある、美味しいものにもトゲがある。

 

夜になっても蒸し暑いが、やっぱり水炊きにする。下処理した頭と中骨、昆布で出汁を取って、野菜を煮、アラの身を並べて蓋をして火を通す。

淡白だけど旨味満点。頭はゼラチン質がたっぷりなので煮汁もトロっとする。

身は鶏肉というか、カエルの肉?というか、フグにも似ている気がする。

翌日、米麺「フォー」を入れて食べたのも最高だった。

 

皮はゴムのようにしっかりしているので唐揚げが美味しいらしい・・ということで試してみた。

ゆっくりカリカリになるまで揚げた皮に塩を振って食べる。程よい歯応えと旨味が油と相まって、酒の肴に最高!

 

最後にアラの耳石です。

残念ながら1つは割れていた。私のミスではなく、最初から割れていた・・と思う。耳石は平衡感覚を司るものだから、もしかしてこのアラは眩暈がひどくて、思うように泳げなかったかも?だから捕まっちゃったのかな?

 

もう1つの割れていない耳石。一般的な形。

凹側。

凸側。