ウスメバルのホイル焼き

富山県産のウスメバル、2尾680円を買う。初コレクション!

 

ゆうに100種を超える耳石のコレクションがあるのに、初めての魚なので、よほど希少な魚かと思ったが、調べてみると一般的な魚らしい。

なぜこれまで出会わなかったんだろう?

 

メバルの仲間は下顎に突起がある。

 

ホイル焼きにする。

まずは、三枚におろして骨を取って、塩をし、しばらく置く。

 

ホイルに玉ねぎスライスを置き、水気を拭いた魚、レモン、タイムをのせて包み、オーブンで焼く。

 

あぢあぢと言いながらホイルを開けると、ほわっと、美味しそうな香りが立つ。

 

魚が美味しいのはもちろんのこと、玉ねぎの甘味と魚のエキスが混じった煮汁も美味しい。

 

ウスメバルの耳石は、年輪がきれいに浮き出ている。メバルの仲間に特徴的な耳石だ。

 

 

マナガツオの西京漬け

山口県産のマナガツオ、398円を買う。

 

小顔で口も小さい。亀の顔に似てる気もする。

 

 

西京味噌、みりん、酒を練ったものに1日漬け込んでおく。

漬けダレを拭い、魚焼きグリルに入れて、極弱火で焼く。が、他事をしているまに焦げ臭が漂ってきら。

あぢゃ、焦げた。

まだ火が通っていない。魚の上にホイルをかぶせて更に火を通す。

 

西京味噌のうま味と、魚のうま味の相乗効果で抜群に美味しく出来上がった。身も柔らかく、ほどほどに脂ものってる。おまけに、骨離れもがよくて食べやすいのもイイ。

 

マナガツオの耳石は大きさの割に薄っぺらくて、シダの葉のよう。平べったいマナガツオの体型に似てる。

 

 

ユメカサゴのカルパッチョ

三重県産のユメカサゴ、2尾298円を買う。

 

パッと見、高級魚のノドグロに似てるけど、

 

口内は白く、身もほどほどに締ってて、何といってもお値打ち。

 

煮魚がお勧めとのことだったが、新鮮だったので刺身で食べることにした。

皮と身の間に旨味があるので、皮つきで、焼霜造りがいいらしいが、バーナーを持っていないので皮は取った。端っこを味見してみると、驚くほど旨味がない。あー、失敗。身のプリっと感はいいんだけどなー。

なので、塩をしてしばらく置いてみる。出てきた水分を拭いて、もう一度味見してみると、少し美味しさが出てきた。けどまだ物足りない。

仕方がないので、オリーブオイルと粉チーズをたっぷりかけてカルパッチョにした。結果、思った以上に美味しくなりました。

 

 

ユメカサゴの耳石は、年輪模様がきれいに浮き出て美しい。

 

 

ホンマグロの頭

福井県産のホンマグロの頭、980円を買った。

 

とっても大きい。持って帰れるか、自転車のカゴに入るか、心配だったが、こんなお宝との出会いは滅多にないので、思い切って買うことにした。

 

魚屋さんは、これをビニール袋に入れようとしたけど、途中までしか入らず(若い頃のスカートを履こうとしたら、お尻の途中から上に上がらなくなった時のことを思い出す。そのスカートは未練なく捨てました)、諦めて、ラップでぐるぐる巻きにしてくれた。

 

なんとか自転車のカゴに入れ、持ち帰る。

 

美味しそうでしょ!

 

さて、調理法ですが、いろいろ調べた結果、オーブンで丸焼きにすることにする。

塩をすり込んで、ホイルでぐるぐる巻きにし、熱したオーブンに入れる。

 

 

途中で反転させ、合計2時間焼く。家中がマグロの香ばしい臭いで燻された。

それに、流れ出た脂の量が半端ない。

 

 

おまけに、熱いわ、重いわで、天板から移すのに一苦労。さらに、ホイルが皮にくっ付いてはがれない!

次に焼く時は、濡らしたペーパーを巻きつけてから、ホイルで巻く等の対策が必要だと思った。

ホイルと格闘していたが、どうせ皮は食べられないので、はがすのは諦める。そんなことよりも、早く、熱々のうちに食べよう。

 

 

 

頭頂部の身だけでこの量!左下は目の周りの肉。

 

 

あれだけ脂が出たので、かすかすになってしまったかと思いきや、めちゃくちゃ脂がのっててジューシーで柔らかい。

魚の目の周りのブヨブヨは好物だが、こんなにたくさんのブヨブヨは、さすがに閉口する。美味しいものは、ちょこっとが良いということを悟る。

 

さらに頬肉もあり、胆もあって、夫婦二人ではとても食べきれない。

残った分は、みりんと醤油で味付けして冷蔵庫へ。

 

 

翌日、これをパスタソースにする。そのままでもいいとも思ったけど、エストラゴンを加えて、茹でたパスタと和える。マグロの力強い味と、醤油とエストラゴンがよく合い、上々の出来。

オイルを加えなくても、マグロオイルで十分に艶やか。パセリを散らして。

 

 

 

さて、肝心の耳石ですが、頭蓋骨は長さが15cmもあり、巨大。

 

おまけに骨が硬くて、素手ではとてもじゃないがビクともしない。キッチンバサミを両手で握って解体する。

 

そして、取り出した耳石がこちら。

 

 

マグロの耳石は細長くて割れやすい。以前、メジマグロ(ホンマグロの子供)の耳石を取り出した時も1つ割ってしまったが、今回も1つ割れてしまった。貴重なのに・・ぐすん。

 

3月8日はサバの日

富山県産のマサバ、498円を買う。「3月8日はサバの日」というポップに惹かれた。今日はまだ7日だけど。

 

お腹がパンパンに張って、美味しそう。魚はメタボに限る。

 

口の中も、舌も黒いです。

 

一口大に切り、酒と醬油で下味をつけ、片栗粉をまぶして竜田揚げにする。

 

 

半分は、大根おろしと醤油で。

 

 

もう半分は甘酢和えに。

ごま油で生姜を炒め、ケチャップ、砂糖、酢、醤油で調味したタレで和える。

 

 

マサバの耳石は細長くて、人差し指を突き出したような形。

 

 

カンテンゲンゲのお鍋

宮城県産のカンテンゲンゲ、400円を買う。

 

カンテンゲンゲという名前の通り、寒天っぽくて、デロデロ、ブヨブヨしてます。

 

顔のアップがちょっと怖い。

魚屋さんのお勧めは天ぷらだったけど、今日は風が強くて寒かったのでお鍋にすることにする。

 

まずは内臓を取って、ブツ切りにして、熱湯を回しかけたら、すぐに水を加えて冷やし、付いていた血を流し、鱗をごしごしする。

 

お風呂上りの、さっぱりさん。

 

先日、水戸でアンコウ鍋を食べた。醤油ベースの出汁に、胆が混ざった味噌を溶いてから具を入れた。それが、淡白な旨味の身や、プルプルの皮によく合って美味しかった。

 

 

カンテンゲンゲのプルプルにも合うんじゃないかと思い、水に醤油と酒、それに味噌を少々加えた中で煮る。

魚屋さんに「今日は大蛤が安いよ。1個200円。鍋にするなら一緒にどお?」と勧められて買った蛤も、一緒に煮てから、身を取り出して上にのせる。

 

あら、この写真、野菜に隠れてしまって魚の姿が見えないわ!

けど、とぅるん!としたカンテンゲンゲ、とっても美味しかったです。

 

翌日、残った、旨味たっぷりの汁で雑炊を作る。美味しいのはもちろんのこと、お肌もつるつるになりますように!

 

 

カンテンゲンゲの耳石は、丸っこくて、ハート型。球状なので、写真を撮る時、どこにピントを合わせたらいいのか迷ってしまう。

 

 

温泉宿で食べたアユの塩焼き

茨城県の大子(だいご)温泉に泊る。

 

 

 

が、もともと温泉(熱いお風呂)は苦手だし、先月負った湯たんぽでの低温火傷がまだこんな状態なので、お風呂に入れない。

 

 

お楽しみは夕食のみ。そのご馳走の中にあったのがこの鮎の塩焼き。

 

宿に来る前に、袋田の滝を見に行った。立ち寄ったお土産屋さんの話では「このところ雨が降ってないから、水が少なくて残念だったねー」とのことだったけど、初めて見る私の目には、とても迫力があって美しく映った。

 

 

滝への道に並ぶ食事処では、鮎の塩焼きが1尾400円で売られていた。この辺りはおいしいアユが獲れるらしい。小腹が空いていたので食べたかったけど、ぐっと我慢した。そして、腹ペコ状態で臨んだ夕食に出てきた鮎の塩焼き。とっても美味しかった。その上、仲居さんに「上手に食べていただいて、ありがとうございます」と褒められて、照れくさいような、嬉しいような。

 

そして、鮎の頭を持ち帰り、耳石を採取した。

 

川魚の耳石は周囲がギザギザで、脆そうなものが多い。実際に手荒く扱うと周囲がぽろぽろっと欠けてしまうので、慎重に扱う必要がある。

 

それから、大子町の道の駅で見つけた鮎最中。愛嬌のある顔をしてる。

 

素朴な感じの粒あんで、食べ進めていくと、お腹に大きな黒豆の甘煮が入ってた!

宝物を見つけたようで嬉しくなる。