タカベの塩焼き

デパ地下の魚屋さんで、まだ耳石コレクションに入っていない魚を見つけた。

東京都産のタカベという魚。鱗が取ってあるので分かりにくいが、背びれの下から尾びれにかけて黄色い色が入っている。

店員さんに尋ねてみると、東京都とは言っても小笠原で獲れた魚だそうだ。だから南国風の黄色が入っているんだなーー

1尾599円だったけど、499円にまけてくれた。それでも大きさの割には高いが、コレクションのためなら財布の紐も緩くなる。

わりと平凡というか、特徴の薄い顔。

ラッパのように開く口。たくさん餌が食べられそうだ。

 

店員さんのお勧めに従って塩焼きにする。

身から脂がぐつぐつ湧いてきて、揚げ焼きっぽく、皮がカリカリに仕上がった。

おまけに黄色がかった脂はバターのようで、フランスパンで拭って食べたらとっても美味しい!

 

タカベの耳石です。タカベはスズキ目の魚で、耳石もスズキ目によくある形で、あまり個性的ではなかった。

凸側には、中心部に湾曲した深い凹みがある。